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『創悦』台湾・台北市に続き熊本鶴屋百貨店でポップアップイベントを開催

time 2024/02/15

『創悦』台湾・台北市に続き熊本鶴屋百貨店でポップアップイベントを開催

 日本皮革デザイン促進委員会では、去る1月6日~14日、台湾・台北市の魁特東京選物(クラフト トウキョウ)、続いて1月31日~2月6日、熊本鶴屋百貨店に於いてそれぞれオリジナルブランド「創悦」をメインにしたポップアップイベントを開催した。「創悦」は、クイーポのオリジナルブランドで、日本の皮革製品のPR を推進する日本皮革デザイン促進委員会が企画。「環境と文化を尊ぶ」を掲げ、SDGS の観点から耐久力に優れた素材として植物性タンニンで鞣された牛革を主に使用する。これまで浮世絵師「葛飾北斎」をテーマとしたナチュラルレザーのバッグ、小物を中心に展開。フィレンツェやパリ、上海、バンコク、台北、国内では羽田空港、梅田阪急 などで POPUP イベントを開催した。
 今回の両イベントの注目商品は、熊本県PRマスコットキャラクター「くまモン」をモチーフにしたバッグと小物。そのユニークなものづくりとジャパンレザー製品の魅力をアピールした。

創悦 ~JAPAN LEATHER×JAPAN ART~
鶴屋百貨店/熊本市

SDGsの観点から段ボール製の什器を製作した


 熊本での「創悦」展示販売イベント「創悦 ~JAPAN LEATHER×JAPAN ART~」は、去る1月31日~2月6日、鶴屋百貨店1階にて開催された。日本の文化とモノづくりを発信するイベントで、「くまモン」やジャパンアートを代表する浮世絵をモチーフとしたレザーグッズを展示販売した。
 ファッションと環境の共生を目指す「創悦」は環境負荷の少ない植物性タンニン鞣しのナチュラルレザーを使用。バッグや財布、スマホショルダーなどの定番小物や、ギフトなどにも最適なカードケースやノートカバーなど、多彩なラインアップが展示された。「くまモン」と浮世絵、家紋など日本文化のエッセンスを盛り込んだアイテムはインパクト大。特に「くまモン」は、地元熊本県のマスコットキャラクターということもあり注目度は抜群で、熱烈なファンも多数来場した。 「くまモン」の本格的なレザー製品は、市場に殆どなかったので今後のインバウンド及び受注の拡大が期待される。
 また、同イベントの初日の1月31日、2月1日には、能登半島地震の被災者への支援として、「くまモン」が刻印されたラゲージタグ製作のワークショップが開催され、その参加費が義援金として熊本日日新聞を通じ寄付された。

くまモンラゲージタグ


「くまモン」が刻印されたラゲージタグ製作の能登半島地震被害義援金企画ワークショップ

ナチュラルレザーで作る「くまモン」モチーフのバッグ
くまモン承認:©2010kumamoto pref.kumamon #K36162

筒形バッグ ¥61,600(参考価格)


スパイスカバー ¥8,250~¥9,350(参考価格)


ポンス仕立ての丸底トートバッグ ¥59,400(参考価格)

「くまモン」はじめジャパンレザー製品が注目
魁特東京選物〈クラフト トウキョウ〉/台北市

台北市の魁特東京選物(クラフト トウキョウ)


 台北での「創悦」展示販売イベントは、去る1月6日~14日、台北市の魁特東京選物に於いて開催された。同店は、日本企業の台湾進出を支援するクラフト東京のショールームで、今回、「創悦」ブランドの約80点のレザー製品が展示された。
 「創悦」の台湾展示イベントは、昨年1月に次いで2回目の開催となる。ブランドの認知度アップと台湾での販路開拓に注力しており、一般消費者への販売と併せ、今回もプレス関連、ネットメディア、販売代理店、百貨店バイヤー、KOLなどを誘致。営業活動を展開した。
 「アジア市場を狙う上でキーとなるのは“日本らしさ”。今回はその部分をより強調した」と語る日本皮革デザイン促進委員会の岡田育美さん。そのメインとなるのが、台湾でも知名度抜群の熊本のPRキャラクター「くまモン」をモチーフにしたアイテム。台湾の世界的半導体メーカー「TSMC」の工場が熊本県菊陽町に進出し、台湾から多くの駐在員とその家族が熊本に移住するといわれている。その経済波及効果は10年で4兆円以上になると見込まれ、熊本=くまモンは大きな訴求ポイントだ。
 期間中は2000人を超す来場者を数えた。

イベント期間中は多くの来店者で賑わう

〈日本皮革デザイン促進委員会〉

 2015年に組織された日本皮革デザイン促進委員会は、皮革製造、卸、職人など皮革産業に携わるメンバーにより構成され、経済産業省の「皮革産業振興対策事業における皮革産業高付加価値化事業」に取組んでいる。国内にある皮革関連事業者は、海外との競争や後継者不足など厳しい環境にある。そのため国内外において、日本の皮革製品を広報し、海外市場の開拓と国内市場の充実を図ることを目的に活動している。

●令和5年度委員会構成メンバー
有限会社クイーポエンタープライズ
株式会社敬真
株式会社片柳賢二商店
株式会社石橋商会
有限会社MKC

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東京めだか釣友会

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