2024/08/20
ブランド設立10周年を前に
8店舗目となる直営店を鎌倉にオープン
カフェ&オフィス機能も備える
新プロジェクトが詰まったショップ
アメリカンヴィンテージやアメリカンカジュアルをデザインの背景とし、時代に流されない拘りのプロダクトを産み続ける『SLOW』(スロウ/(株)井野屋)では、ブランド直営店8店舗目となる「スロウ鎌倉店」を、来る9月9日にオープンする。
来年2018年でブランド設立10周年を迎えるスロウ。今回オープンする鎌倉店は、単にスロウの製品が揃うという店舗ではなく、ブランドの節目となる年を見据えたプロジェクトが詰まったショップ、という立ち位置にある。その大きな特徴に挙げられるのが次の3点だ。
スロウを知るきっかけの
カフェスペース
近年、スタンドコーヒーショップが何件も軒を連ねる鎌倉・由比ヶ浜。そこに訪れる人々を惹きつけるという目的を含め、店舗の1階にはスロウで初の試みとなる飲食スペースを設置し、オリジナルデザインのカップコーヒーを販売する。鎌倉のアットホームな空気のなか、コーヒーという手軽な一杯からスロウというブランドを知ってもらうきっかけとして、2階のカバン売り場へとの自然な流れの導線を作る役目も果たしている。コーヒー以外にもサンドイッチなどの軽食も販売する予定。
ブランドへの親近感が湧く
工房を併設
2つめのポイントは「工房」を併設していること。これは、スロウの旗艦店でもある大阪・南堀江店がスロウプロダクトの開発と生産も担う拠点となっているが、この機能を鎌倉店にも設け、店内では職人が実際に生産しているところを見ることができる。ミシンを踏む音やリズム、黙々と作業を進める日本の職人の姿は、顧客だけではなく、初めて訪れたお客や海外からのお客にも大変好評で、何よりブランドに対する親近感も生まれる。
南堀江店の開発室と違い、鎌倉店での主な生産は「帆布鞄」。スロウといえば、栃木レザー社製によるオリジナルレザーや、世界の名門タンナーのインポートレザーを扱う“レザーブランド”として認知されているが、帆布製品へのこだわりもまた、レザーのそれと同じようにブランド設立当初から守り続けてきた歴史がある。鎌倉店の主力となる帆布製商品は、倉敷帆布の先染め糸の反を使い、丁寧なステッチで縫製されたカバンの他、エプロンや帆布マット、アンブレラケースなど、ライフスタイルに馴染むアイテムも展開する。
“ものづくりの楽しさ”共有できる
ワークショップも開催
3つめのポイントは3階にあるオフィス。ここでは定期的にワークショップを開催する予定。これまで開催してきたワークショップが大変好評だったことから、鎌倉店では1~2ヶ月に1度のペースで開催し、顧客と“ものづくりの楽しさ”を共有できるイベントとして継続していく。地元のお客に対しても、常に楽しんでもらえる場所を提供することが、鎌倉の地に根付いていく取り組みの一つだと考えている。
10周年の区切りを目前にして、直営店舗、オフィス、ブランドとして新しい試みに挑戦しているスロウ。これまで築き上げてきたイメージ、品質、こだわりを損なうことなく、次の10年に向けて更にステップアップしていくスロウの動向に期待が高まっている。
●スロウ 鎌倉店
http://www.slow-web.com
〒248-0014
神奈川県鎌倉市由比ヶ浜2-2-36
☎︎0467-81-3737
OFFICE
☎︎0467-81-3738