2024/08/20
国産皮革・インポート革ともに充実展開
レザーコーディネーターの立場で
納得のいくオリジナルレザーの提案にも注力
バッグ・鞄・小物用の各種皮革素材を展開している㈱章利(本社東京・阪本 章社長)では、2025-26A/Wレザーコレクション個展を、12月4日(水)から6日(金)の3日間、同社2階ショールームにおいて開催する。
個展では、定番革素材の常設展示に加え、シーズンごとに展開する新作や提案素材などを随時紹介。国内最高品質の牛ヌメ革をはじめ、ホースレザー、ピッグスキン、防水革など、多数の国内タンナーとの取り組みによる各種皮革素材を揃え、顧客の要望に応じたオリジナルレザーの製作も行っている。また、英国老舗タンナー・THOMAS WARE & SONS(トーマスウェア&サンズ)社の日本販売総代理店として、世界最高峰と称されるブライドルレザーも展開。その他にもイギリス有力タンナーとの提携によるオリジナル素材の提案や、フランス・イタリアタンナー等からのインポート革も充実している。
「TW&S」日本総代理店を長期提携
国内の販売窓口として商標権も管理
章利では、以前より英国タンナー・THOMAS WARE & SONS社(以下:TWS)と国内での販売提携を結んでおり、現在では日本国内におけるTWSの販売総代理店となっている。
創業180年以上の歴史を誇るTWSは、英国有数の老舗タンナーとして海外有名ブランド製品の素材で使われるブライドルレザーを生産。伝統的製法で鞣した革に手間隙を掛けて蝋分を染み込ませたブライドルレザーは、使い込むほどに艶が増し深みのある色味へと変化していくのが大きな特徴で、世界的に高い評価を受けている。2018年には、外貨獲得による増収を達成した英国企業に贈られる英国女王賞「Queen’s Award for Export Achievement」を受賞。TWSの革を扱う海外エージェントの中でも突出した販売実績を誇る章利は、この受賞に多大な貢献を果たしてきた。現在でも、日本国内でのブライドルレザーをはじめとするTWS社製皮革の売上実績を伸ばしている。その信頼から、正規日本販売総代理店として長期契約するほど強固なパートナーシップを結んでおり、日本国内での「THOMAS WARE & SONS」の商標使用権も保持して、ロゴマークや権利関係についても一括管理運営を任されている。TWS社Alistair Brearley(アリスター・ブレアリー)社長は、「世界の中でも特に日本への輸出量は多く、章利が居なければ英国女王賞受賞を含め今のTWS社の発展は無かった。これまで築いてきた信頼関係もあり、“この様な革が欲しい”という章利からのリクエストには喜んで応えていきたい。既存顧客には今後も引き続きのご利用をお願いし、新規の方にも是非TWSの革にチャレンジして頂きたい」と述べている。
国内タンナーとの連携も強化
顧客ニーズにマッチした素材を提案
また、章利が取り扱う革の半数以上を占める国産皮革についても、姫路のタンナーを中心にそれぞれが得意とする多種多様な革を揃えている。さらには、永年培ってきた信頼関係による各国内タンナーとの太い繋がりを活かし、顧客が求める風合いや条件に合わせた素材提案も得意とするところだ。
「私たちが目指しているのは、革問屋を超えた革のコーディネート。皮革製造現場での私自身の実務経験を活かした“タンナーの目線”で、メーカーやクリエイターの創作意欲に触れ、その実現に最も適したタンナーを検討し、要望に即した革素材を提供することです。“タンナーとレザークリエイターの橋渡し”こそが、章利の最大の強みだと自負しています。
今回の展示会に是非お越しいただき、革素材の調達はもちろん、新しい革素材や自社ブランドの開発など、革に関する様々なお悩みやご相談も、気軽にお寄せください。国内革・インポート革ともに、顧客とタンナーの間を取り持つレザーコーディネーターという立場で、互いに納得できる素材の提案に力を入れていきたい。是非、お気軽にご相談ください」(阪本社長)
なお、個展での受注の他にも、自社ECサイト「章利オンラインストア」で、法人および個人向け小ロットでのインターネット販売も行っている。
●(株)章利
TEL. 03-3876-2924
https://sholi.co.jp