2024/08/20

キャンペーンも今年で10回目を迎え
サイフ売場の活性化と買い替え需要の促進に貢献
一般社団法人日本バッグ協会・記念日告知委員会(金子 豊委員長)では、エンドユーザーの“サイフ”アイテムへの意識向上を目的に、3月12日を『サイフの日』(日本記念日協会に登録済み)として、自家需要およびギフトアイテムとしての需要に結び付け、サイフ売場の活性化支援を含めたプロモーション企画を実施している。
プロモーション企画の概要としては大きく2つ。ひとつは、3月12日『サイフの日』前後のおよそ1カ月間、全国の百貨店・専門店の財布売場を中心に『サイフの日』を告知した販促用POPを設置し、一般消費者に向けてアピールする。もうひとつはオープン懸賞の実施。検索ワード「バッグ協会」からやPOPに記載のQRコードなどから、オンラインでのアンケート回答を応募条件に、商品券やオリジナル財布などのグッズを抽選でプレゼントする。
「第1回(2016年)からの応募総数は延べ16万2415件で、前々回の応募からは3万件を超えています。2024年のプロモーションでは、全国百貨店・専門店約110店舗144売場にて販促用POPを設置し、3万660件もの応募がありました。回を重ねるほど、3月12日『サイフの日』の認知度が高まっていると実感します」と、金子委員長は話す。
また、毎年同記念日の3月12日前後には、最強開運日(一粒万倍日・天赦日・寅の日が重なる)が現れることで、さらに財布購入への強い動機付けとなり、それとのシナジー効果を訴求しプロモーションを盛り上げている。
「財布はお金を扱うアイテムなので、“縁起”や“開運”といった要素との関わりが強い。10年前はここまで盛り上がっていませんでしたが、昨今の社会情勢や景気の影響もあって、縁起物などに頼りたい気運になっているのでしょうか。最強開運日と連動できることはプロモーション的にとてもラッキーな流れですね」(金子委員長)
アンケート結果の活用
プロモーションの大きな成果のひとつには、オープン懸賞の応募条件となるアンケート回答も挙げられる。アンケートでは、年代別の現金利用頻度やキャッシュレスの比率、日常使っている財布の形状と次に購入したい財布の形状、財布購入の頻度や購入のタイミングを感じたきっかけ、といった設問があり、その回答からは興味深い「サイフ」需要分析の結果が得られている。
「世間における漠然としたキャッシュレス傾向は感じていますが、アンケート回答による集計で、より細分化した消費者意識やキャッシュレスの流れが見えたり、今使っている財布の形状の回答から分かるトレンド、次の購入でどのような財布が多く求められているかといった予測、購入動機では誕生日や記念日などのライフイベント関連や開運日など縁起の良いタイミングが影響していることなど、財布に興味のある方々からのダイレクトな反応が見えてきます。日本バッグ協会ではこれらの回答結果をまとめた報告資料を作成しておりますので、組合員の方々には取引先へのセールストークの参考や商品の企画開発などに役立てていただきたいと思います」(金子委員長)
納財布キャンペーンで
買い替え需要を促進
プロモーション企画の共通キャンペーンとして、第6回(2021年)からは「納財布キャンペーン」も実施している。これは、キャンペーンに参加する百貨店および専門店の財布売場に「納財布」の箱を設置して消費者から古い財布を回収し、神職によるお清め(清祓い)を行った上で、環境に配慮した方法で廃棄処理をするもの。“財布は捨てづらい”という消費者の心情に寄り添いながら、高温焼却の際に発生する熱エネルギーの再利用にも繋げている。適正な処理を行った後には、各売場に清祓書とマニフェストを送付。昨年は25店舗26売場が参加し、1457本の財布を引き取った。このキャンペーンによって財布の買い替え需要も増えており、売場活性化の一因になっているとのこと。金子委員長も同キャンペーンには期待を寄せている。
「第1回・2回のアンケートでは応募者から“サイフにまつわるエピソード”を回答していただき、内容の濃いエピソードが多く寄せられました。財布はプレゼント需要も大きいので、改めて、色々なこだわりや思い出が詰まった商品であることを実感したところです。
そんな思い入れのある財布はなかなか処分しづらいですよね。“次の物を買いたいけれど、まだこれを使おうか”とか、“もう使ってないけど、どうしたらいいか”というお客様のお困り事を解決するのは我々にとっても非常に重要ですので、その点からも『納財布キャンペーン』は継続・強化していきたいと思っています」
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納財布キャンペーンで回収した財布の清祓いの様子
3月12日「サイフの日」
今年もプレゼントキャンペーンを実施
今年で10回目となる『3月12日「サイフの日」』のプロモーション企画が、2月18日(火)~3月31日(月)の期間に実施される。『未来ふくらむ “新”サイフ』をキャッチコピーとした販促用POPを作成し、全国百貨店、専門店の財布売場を中心に展開を予定。各売場に設置されたPOPのQRコードを読み取り、もしくは、検索ワード「バッグ協会」等からアクセスしてもらい、アンケート回答の中から商品券やオリジナルミニ財布が抽選で当たるプレゼントキャンペーンを行う。
●問い合わせ先
(一社)日本バッグ協会/担当:山縣
TEL:03-3851-5278
一般社団法人日本バッグ協会主催「2025年サイフの日プレゼントキャンペーン」