2024/08/20
㈱サックスバーホールディングス(木山剛史社長)のリテイル部門、㈱東京デリカでは、予てより出店を進めてきた東京・蔵前の「ETiAM KURAMAE」(エティアム クラマエ)がこのほど完成し、去る4月16日のグランドオープンに併せオープニングレセプションを行った。
「ETiAM」はトラディショナルでシンプルなスタイルを基軸に、上質な素材、職人の手仕事にこだわった同社のオリジナルバッグブランド。母と息子、父と娘、祖父母と孫といった、世代・性別を超えて共有したくなるバッグや小物を提案する。
独自のゴム素材で織り込まれたシリーズや、牛革、ブライドルレザーのシリーズなど、すべての商品にはアイコン的に真鍮製オリジナルパーツがあしらわれ、トレンドに左右されず長く使える大人の上質感を追求している。
カフェとアンティーク家具のある洗練された環境からバッグ復調を図る
このほどオープンした「ETiAM KURAMAE」は、ものづくりの街であり、人気カフェが集まる最新スポットとしても注目されている蔵前で、「ETiAM」の上質な魅力を発信していくための拠点になる。
今回のために施工した4階建ての建物は、1階がカフェのある売り場と工房になっており、2階はテラス席のある売り場を、3階にはワークショップなどが行えるフリースペースを備え、4階は企画室・プレスルームのあるオフィスになっている。
カフェはバリスタが淹れるコーヒーを出し、オリジナルブレンドなど豆の販売もされる本格的なスタイル。バッグを買いに来てカフェを利用してもいいし、カフェに来たついでにバッグに興味を引かれるのもいい。
上質なバッグとこだわりのカフェが違和感なく共存する中に、さらに上質感を演出するのは什器に使われるアンティーク家具。売り場の什器には海外から取り寄せたアンティーク家具が使われ、例えばイギリスの百貨店で実際に使われていた什器など、歴史を感じさせるアンティーク家具は、バッグの良さを引き立たせている。そして家具にはすべてに値札がついており、気に入れば購入することもできる。
また1階奥には工房も併設されており、パーソナルオーダーや修理などにも対応していく予定だという。素材・パーツ・加工から製造まで、バッグ作りに関わるあらゆるものが集まる蔵前で、川上から川下まですべてを表現したこの「ETiAM KURAMAE」を、今後同社ではものづくりの象徴的な場所として展開し、バッグ全体の活性化につながることを期待している。
ETiAM KURAMAE
東京都台東区蔵前2-3-5
☎︎03-3864-2655
営業時間/11:00-19:00(不定休)
アクセス/都営浅草線「蔵前駅」A1a・A1b出口から徒歩約1分