2024/08/20
本格的なバッグ職人を育成するスクール「BAG CRAFT MASTER SCHOOL」(バッグクラフトマスタースクール)では、現在、2019年度4月生の基礎コース受講生を募集している。
このスクールは、「SAN HIDEAKIMIHARA」や「ラクゼット」といったオリジナルバッグブランドをはじめ、他社ブランドのデザイン・製作を手掛ける㈲アトリエフォルマーレが運営し、同社ビルの3階部分が教室スペースとして活用されている。同社代表でバッグデザイナーでもある三原英詳氏が「ものづくりに真剣に取り組もうとしている若い世代と、深刻な人材不足に悩むバッグ・鞄業界を繋げ、優れた製造技術が継承できる場を作りたい」との想いで2003年に開校したもの。現在まで、バッグ・鞄業界で活躍する卒業生も増えてきており、独立を含めた就職実績も着実に築いている。バッグ製造技術が習得できる施設のなかでも、同スクールが選ばれる理由のポイントは次の通り。
(1)講師は全て現役で活躍するプロ
現役サンプル職人として50年のキャリアを持ち、革製品技能試験「ハンドバッグ部門」1級取得者でもある大月照雄校長をはじめ、実際にオリジナルブランドを展開している講師や、オーダーメイドバッグを製作している講師が指導にあたる。現役の職人が講師を務めることで、より一層、実践的な技術を教わることができる。
(2)プロの現場と直結した教室
上記通り、同スクールは、「SAN HIDEAKIMIHARA」の企画・サンプル室、生産管理部のあるアトリエフォルマーレの建物内にあるため、百貨店・セレクトショップのバイヤーから、他のメーカー業者や革・金具の材料問屋など、バッグ・鞄業界のプロ達が頻繁に出入りする環境で、生きた製造現場に触れながら学ぶことができる。
(3)アパレル合同展示会への出展
プロのバイヤーが来場する合同展示会「rooms」にスクール枠で出展。上級生はオリジナル商品が出品でき、直接バイヤーに接客してオーダーが付けばその商品が店頭に並ぶことも。作りだけでなくビジネス面も含めたプロの世界を体験できる。基礎・中級コースの生徒も見学できる時間を設けている。
(4)授業で使う道具は全てプロ仕様
在学中はもちろん、卒業してからも長く使える道具を用意。一般に市販されているもののほか、業界独自の道具や特注品、手作りの道具も揃っている。また、授業で使う材料は全てスクールで揃うため、自分で買いに行く必要はない。材料費を抑えるため、他の革屋より値段を抑えた革素材をスクールで在庫している。
業界現職者にも受講機会を広げ
4月より土曜クラスが新たに開講
今回募集している基礎コースでは、週1回(3時間授業)×24回のタームで、ミシン縫い(型紙有り)のバッグを4本製作する。ミシン糸のかけ方から革漉きの仕方、包丁の使い方や研ぎ方など、全てデモンストレーション中心で授業を進めていく。従来、受講日は木曜日(昼間・夜間)だけだったが、この4月期から土曜日クラスも開講され、平日の受講が難しかった業界現職者にも配慮したクラス増設となっている。
現在、スクールでは、2月末日までに入学手続きを完了した人を対象に、入学金が半額免除となる早割キャンペーンを実施。さらに、バガジン購読者特典として、本紙2月15日号を持参で入学申込みをした人(限定20名)にはもう半額を免除し、入学金無料となるキャンペーンを行っている。
なお、基礎コース募集要項の詳細はホームページを参照のこと。
㈲アトリエフォルマーレ・バッグクラフトマスタースクール
TEL:03-6658-8315
●資料請求/無料見学会予約
http://atelier-formare.com