2024/08/20
↑機能的なファサードデザインが目を引くYKK80ビル
延べ面積20,919.85㎡、建築物高さ39.95m、地下2階、地上10階、塔屋2階
東京都千代田区神田和泉町1番地
昨年6月に竣工なったYKK(株)、YKK AP(株)の新本社ビル「YKK 80 ビル」(東京都千代田区神田和泉町)では、この度、オフィスビルでは日本初のLEED-CS(Core and Shell:新築テナントビル部門)のプラチナ認証を取得した。
LEEDとはLeadership in Energy & Environmental Designの略で、米国グリーンビルディング協会が開発・運営する環境に配慮した建物やエリア開発の認証システムのこと。加点方式で得点に応じてサーティファイド、シルバー、ゴールド、プラチナの4段階に分類。今回、取得したのはその最高ランクのプラチナ。
同ビルは“120年を目標とするアーキテクチャー”として、災害時に被害を最小限とする免震構造を採用。更に一般的なオフィスに比べ、約60%のエネルギー削減を目指すため、省エネ、省資源に優れた先進のシステムを導入している。LEEDでは、エネルギーの他に敷地、水、資材、室内環境が計画段階で評価されることに加え、それぞれについて工事中及び運用段階の環境配慮も評価の対象になる。同ビルに於ける先進のシステムは次の通り。
・明るさ、人感センサー制御LED照明+タスク&アンビエント照明方式
・放射パネル、デシカント空調、微気流による快適な執務環境
・外気冷房+外装シャフトのミスト設備
・地場生態系に即した外構緑化、屋上緑化と憩いのスペース確保
・中央熱源方式
・高性能コンセント設備
などなど。
YKKでは、今後も環境に配慮した経営・事業活動に取り組んでいく。