第30回 Fashion Cantata from KYOTO 和装文化×洋装文化×ART 京都から発信するファッションイベント 洋装部門に創悦出展

京都が誇る日本の古き伝統である上品で雅やかな和装文化と、先進的な洋装文化、そして芸術文化との融合を図り、京都から発信することをコンセプトとしたファッションイベント「第30回 ファッションカンタータ from 京都」（主催：ファッションカンタータ開催委員会、京都商工会議所）が、去る６月15日(土)、京都劇場（京都駅ビル内）に於いて開催された。
今回のテーマは、“Present for our Future”。性別や年齢に関係なくすべての人に平等に与えられる“今”という「時」に感謝しながら今を生きる。それは古き日本の伝統文化の良さを再認識し、自分のものとして昇華し、それらすべてを未来に伝えていくことに通じる。これまできもの文化の伝承を担ってきたファッションカンタータでは、今回も“装いを楽しむ”ということを京都から発信。ショーは、14:00～、16:00～、18:00～の3回に亘り開催された。
注目のコレクションは、和装部門と洋装部門に分かれており、洋装部門で日本皮革デザイン促進委員会（主幹事：(株)クイーポ、本社東京、岡田 敏社長）が手掛けるオリジナルブランド「創悦」が披露された。環境と文化を尊ぶブランドとして知られる「創悦」は、“喜びを創り、創ることを喜ぶ”をコンセプトに、手馴染みがよく、耐久性に優れた素材として植物タンニンでなめされた牛革をメインに使用。また、日本古来の革素材である鹿革を、鳥獣被害対策の取り組みの一環として積極的にコレクションに取り入れている。これまで「創悦」は、「Japan Leather×Japan Art」をテーマにイベントを世界各地で開催しており、国内外でファンは多い。今回は、レザーをふんだんに使ったルックを、スポーツとウエアラブルをテーマに発表した。
同イベントの主な出演者は次の通り。吉岡里帆（俳優）、田村幸士（俳優）、松村沙友理（モデル）、鮎川陽子（モデル）、天瀬はつひ（モデル）、山下 怜（ハーモニカ）、藤澤ノリマサ（ボーカリスト）、mama！milk（アーティスト）、馬暴（ハンドパン）など。
なお、各作品は去る6月15日(土)～30日(日)の期間、JR京都駅広場にて展示された。

「創悦」／洋装部門

スポーツとウエアラブルをテーマにした「創悦」（日本皮革デザイン促進委員会）コレクションに熱い視線が集まる

JR京都駅広場にて展示された「創悦」