2024/08/20
昭和12年(1937年)創業のタンナーで、戦後一貫してタンニン鞣しによるヌメ革づくりにこだわり続け、国内屈指の日本発レザーブランドを展開している栃木レザー㈱(遅澤敦史社長)。昨年2022年にはオリジナルの製品ブランド「nogake」をローンチし、JR栃木駅前にある栃木レザー公式アンテナショップおよびECサイトでの限定販売を開始、順調にブランドのファンを拡げている。
栃木の老舗企業である同社では、以前より地域貢献の一環として、宇都宮市のプロバスケットボールチーム「宇都宮ブレックス」と、栃木市のプロサッカーチーム「栃木シティーフットボールクラブ」とスポンサー契約を結んでいる。この地元プロスポーツチーム支援により商工会や各地のスポンサーとの交流も増え、皮革業界以外でも「栃木レザー」の認知度を高めることになった。その流れで、同社が製造する革を使ったキーホルダーや財布等のノベルティグッズ製作まで依頼を受けるようになり、これをきっかけに、栃木レザーの魅力を最大限に活かしたオリジナルブランド「nogake」がスタートすることとなる。
「日本発のレザーブランドとして、今後もその名に恥じないよう『栃木レザー』の品質維持向上に努め、お客様に愛され続けるヌメ革を作り続けていきたいですね。また、タンナーという立場ではありますが、その先にいるエンドユーザーに永く使っていただける革製品を思い描きながら、天然素材にこだわった自社ブランド『nogake』も提案し、今後も地域産業の活性化を含めた持続可能な社会作りに貢献していきたいと考えています」(遅澤社長)