2024/08/20
(株)サックスバーホールディングスのリテール部門、㈱東京デリカ(木山剛史社長)では、去る11月10・11日の2日間、「秋葉原UDX」内のUDXギャラリーに於いて、同社系列店の各店舗向けに展示会を開催した。
今回は新ブランド「エティアム」の発表展示を兼ね、「エフィー」、「エフィーズ・クローゼット」、「キソラ」、「サロン・ドゥ・リュバン」、「スマートピープル」などPBを中心に、キャラクターブランドやメーカーとの共同企画、他社ブランドとのコラボなど、幅広いカテゴリーで新作の提案が行われた。
「エティアム」は今年春、東京・蔵前に工房とカフェを併設した新店舗としてオープンする同社オリジナルブランド。ブランドアイコン的なゴム素材で織り込まれたシリーズや、上質な牛革、ブライドルレザーのシリーズなど、ベーシックでありながら、パーツにこだわりの強い真鍮製のオリジナルチャームを使用した上質な大人のコレクションで、「キソラ」のさらに上のクラスを狙う。
先行してメンズコレクションが販売され、去る10月28日~11月10日、伊勢丹新宿でポップアップ展開された。今後は蔵前の店舗とECを中心にレディスコレクションも展開される。価格はゴム素材を使用した商品で2万円台、革もので3万円台~5万円台となっている。
展示会ではその他、「エフィー」からフラワーアーティスト・前田有紀さんとのコラボ商品が登場。自らコーディネイトした花の写真をプリントしたエコレジバッグ、そして同じく写真プリントの巾着とマクラメ編みを組み合わせたバッグの2シリーズ。また小物ブランドの友禅文庫とのコラボによる「エフィー」の財布は、白くなめした牛革に文様を型押しし、その上から一色ずつ手作業で彩色するという手の込んだ商品になっている。
また「エフィー」と「キソラ」では、今回のいくつかの新作で社会奉仕活動にも参加している。例えば“さをり織り”を使った「キソラ」のバッグは、さをり工房「織流布(シルフ)」、社会福祉法人日本ヘレンケラー財団の生徒が毎日少しづつ織った、それぞれ表情の違う生地を使用している。もともと常識や既成概念にとらわれず、自由奔放に織る生地なので、同シリーズでも個性として生かされている。