2024/08/20
副産物再活用の取り組みが評価
各種皮革卸の富田興業(株)(本社東京・富田常一社長)が展開するサステイナブルレザー「LEZZA BOTANICA(レッザ ボタニカ®)」が、この度、2020年度グッドデザイン賞を受賞した。
「レッザ ボタニカ®」は、皮の鞣し方の一つ、植物タンニン鞣しに活用できるポリフェノールがまだまだ豊富に残った搾かす(ポマース)に着目し、従来なら産業廃棄物として処分されていた食品加工や製造の現場で生じるポマースを再活用した革づくりであり、同レザーを展開するプロジェクトでもある。
審査委員の評価としては「サステイナブル社会を目指すため、副産物の再利用に着目し、食の副産物である皮革と植物由来の副産物(ポマース)を組み合わせて再活用する取り組みが評価された」とのこと。
現在、長野のワイナリーから提供してもらったワインポマースによる「レッザボタニカ・ビーノ」を第一弾に、もみ殻や飲料メーカーからの茶殻を活用したシリーズも発表。今後はコーヒーの豆かすなど、様々なポマースとの取り組みを進めていく予定だ。
●グッドデザイン賞2020「LEZZA BOTANICA」受賞ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/50491