2024/08/20
BRETON GINZA
東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル308
OPEN/12:00~19:00(不定休)
アルゼンチン産馬革と日本のハンドクラフトの融合
(株)NTCデリバではこのほど、ホースレザーグッズのブランド「BRETON」(ブルトン)を立ち上げ、7月にオープンした東京・銀座のギャラリー「BRETON GINZA」に於いて発表イベントを行った。
同社は国産をはじめ、カナダ、アルゼンチンから馬肉を輸入し、食肉として全国に卸販売している会社である。馬肉は皮付きのまま輸入され、特にアルゼンチンの馬皮はほとんどが活用されずに廃棄されてきたため、「馬を生業にするものとして、すべてを有効に活用できないものか」と考え、馬革バッグの開発に至った。
もちろん有効利用のためだけではなく、アルゼンチン産の馬革には独特な表情があり、その良さを日本に広めたいという思いもあった。
アルゼンチンで鞣された馬革の特徴は、染料や顔料で染めることなく施される独特な表情。毛を処理するために手でふりかけた石灰により、意図せずに生まれる味わい深い表情は、同じ色・柄が一切存在せず、一点ものの価値を生む。
作りはすべて日本のハンドメイドで、馬の手綱をイメージしたハンドルとショルダーは、国産の馬革を使用したレインズ・ノットという独自の編み方で作り込まれたもの。
このようにアルゼンチン独自の鞣し技術による馬革に、日本のデザインと職人技を融合させた新しい価値観を持つブランドなので、提案の拠点づくりにもこだわった。
築87年のレトロな雰囲気で、デザインやアートの発信拠点でもある奥野ビルにギャラリー「BRETON GINZA」をオープンし、什器やドアなど手作りによる内装を施し、その世界観を表現している。
同社営業部部長の鈴木伸彦氏は、
「このインパクトを直に感じていただける空間になっています。長年、食文化として馬の魅力を発信してきましたが、ここを拠点にレザーグッズとしての馬の魅力を伝え、知ってもらえたら、今後はECを中心に卸しにも取り組んでいきたい」と語っている。
●(株)NTCデリバ
千葉県鎌ケ谷市富岡1-4ー64
☎︎0120・008348
https://breton.jp