第11回 鞄・ハンドバッグ・小物 技術認定（皮革部門）試験、受験申込みは10月18日から開始

　一般社団法人日本皮革産業連合会（藤原 仁会長）と日本鞄ハンドバッグ協会（𠮷田輝幸会長）では、日本の鞄・ハンドバッグ・小物業界の職人技術認定制度「鞄・ハンドバッグ・小物技術認定（皮革部門）試験」を行っており、第11回目となる試験が来年３月に実施することが決定した。受験申込みの受付期間は、10月18日(月)から11月５日(金)までとなっている。
　この技術認定試験は、「鞄部門」「ハンドバッグ部門（ハード・ソフト）」「小物部門（紳士・婦人）」の各部門において、それらの製作に従事する職人が持っている技術や知識を一定の基準によって検定し認定するもの。日本の伝統ある皮革製品製造技術に対する社会一般の評価を高め、当業界業種で働く職人の技能と社会的・経済的地位の向上を図り、併せて優れた技能を継承する後継者を育成することを目的に実施している。日本鞄ハンドバッグ協会が定めた技術基準に基づいて試験が行われ、合格者には協会から合格証書が交付され、「鞄・ハンドバッグ（ハード・ソフト）・小物（紳士・婦人）技術者」と称することができる。
　また、資格取得により、企業には、・社会的信用度の向上・技術者の意識向上・次世代の人材の雇用促進。個人には、・技術レベルの確認やスキルアップ・製品の付加価値向上・革業界への就職に役立つ―などのメリットが見込める。
【試験の種類】
　『鞄部門』『ハンドバッグ部門（ハード・ソフト）』『小物部門（紳士・婦人）』の３部門で、それぞれ１級（上級技術者が通常有すべき技能の程度）、２級（中級技術者が通常有すべき技能の程度）、３級（初級技術者が通常有すべき技能の程度）の等級がある。
【試験内容】
　各部門・各等級に沿った内容にて事前作品審査、学科試験、実技試験を行う。事前作品審査は１・２級のみ。学科試験については、１・２級は事前作品審査に合格した者だけが学科試験に進め、３級は全員学科試験が受験できる。実技試験では、１・２級は当日に試験会場で提示された製作工程を行い、３級は当日与えられた課題を製作する。試験時間は１・２級が90分程度、３級が１２０分程度。
【受験資格】
　１級＝日本国内での鞄・ハンドバッグ・小物の製造実務経験が10年以上の者（２級試験合格者は、次年度１級試験が受験可能）。
　２級＝日本国内での鞄・ハンドバッグ・小物の製造実務経験が５年以上の者（３級試験合格者は、次年度２級試験が受験可能）。
　３級＝日本国内での鞄・ハンドバッグ・小物の製造実務経験が１年以上の者、または専門学校卒業見込みの者。
【試験日】
（１級・２級）令和４年３月５日(土)、12日(土)
（３級）令和４年３月19日(土)、26日(土)。
※試験日時は、応募状況により変更する場合あり。
【試験会場】
東京都内の指定会場。なお、３級については応募状況により、大阪・名古屋・豊岡でも実施する。その場合試験日は令和４年３月中旬を予定。
【受験申込み受付期間】
　10月18日(月)～11月５日(金)必着。
　詳細は、専用ホームページ（http://license.jlia.or.jp/examination/bag/）を参照のこと。
●受験申込受付先・問い合せ先
日本鞄ハンドバッグ協会
《鞄関係》
TEL:03-3862-3511
《ハンドバッグ・小物関係》
TEL:03-3851-5278